精力剤以外にも、精力・勃起力向上に効果的な方法が実はあります。それはツボ押しです。
ツボは別名経穴ともいわれており、全身に張り巡らされた神経が重なり合う場所のことです。
神経の交差点であるツボは、神経を通じて内蔵などの全身の様々な部位とつながっています。
特定のツボに痛みや硬さ、冷えや赤みが現れたらそれは心身が疲れているサインです。
ツボに適切な刺激を与えると痛みが和らぎ、関連する内蔵に作用して、体調改善に役立ちます。
今回は数あるツボの中でも、男性機能改善や精力・勃起力アップに効果的なツボをピックアップしました。
ツボの位置と作用を細かにまとめたので、一緒にツボをもみもみして、衰えた男性機能のサインを確かめていきましょう!
ぼっき(勃起)力アップや改善が出来るツボがある?
東洋医学によるツボ押しは昔から体質改善や健康のために使われてきた健康法のひとつです。体には全部で360ヵ所以上ものツボがあると言われています。このツボを押すことで血流が改善されるだけでなく、神経の伝達も改善されることが分かっています。
このツボ押しを取り入れて勃起力をアップさせてみませんか?
精力増量の効果が期待できるツボ押しで、特に勃起力が改善されるツボをいくつかご紹介していきます。いつでも手軽にできる方法なのでぜひ試してみましょう。
ぼっき(勃起)力アップや改善に効果のあるツボ一覧
先ほども話しましたが私たち人間の体にはたくさんのツボがあります。その中でも特に勃起力を改善させる効果のあるツボをご紹介していきます。一覧にしてまとめてツボの名前とツボ押しの方法をわかりやすく解説していきますのでぜひ参考にしてください。
手にあるぼっき(勃起)力アップや改善に効果のあるツボ
商陽(しょうよう)
両手の人差し指にあるツボです。親指側の爪の付け根から図って3ミリのところにあります。自律神経を整える効果があり、そのほかにも精力増進やストレスの緩和、滋養強壮、疲労回復、目の疲れの回復などにも効果が表れます。
ペニスの血管の血流が悪くなるのは自律神経の乱れと言われているため、精力アップに効果のあるツボと言えます。コツは逆の手の親指と人差し指で挟むようにして、少し痛みを感じるぐらいの強さで押します。1秒押してから1秒話すという動作を10回ぐらい繰り返しましょう。
三焦経(さんしょうけい)
滋養強壮に効果のあるツボのひとつです。
左手の薬指の付け根から計って3ミリの場所にあります。右手にはなく左手にだけあるという変わったツボです。逆の手で軽く痛みを感じる程度で3分前後ぐりぐりとツボを刺激しましょう。このツボはホルモンの分泌を促す効果が期待できるツボで、滋養強壮にいいとされます。自律神経が整うことで血流もよくなり、精力アップへとつながるでしょう。一日3回を目安にツボ押ししてください。
陽地(ようち)
自律神経の乱れを整える効果のあるツボで、血行促進も促すことが出来ます。そのため体の冷えの解消はもちろんのこと、リウマチ、頻尿、肩こり、しもやけ、抜け毛などの症状も改善されます。体の冷えを感じたときに押すといいツボのひとつです。場所は
手の甲側で、手首に出来る筋の丁度真ん中あたりにあるくぼみがツボです。親指の腹でゆっくりと押します。20回前後が理想ですが、市販されているお灸を使っても同様の効果が認められます。
労宮(ろうきゅう)
ストレスが蓄積されるとこのツボを押されたときに痛みを感じやすいと言われています。慢性疲労を改善させるために効果のあるツボで、例えば眠気が襲ってきて物事に集中できないときにも効果があります。そのほか
ストレス解消や自律神経を整えてくれるツボです。
手のひらの丁度真ん中にありますが、軽く握りこぶしを作った時に丁度中指と人差し指の間にあるところです。反対側の親指の腹を使ってゆっくりと5秒間押して、そのあと5秒間指を話します。これを5回繰り返すだけでOKです。
げき門(げきもん)
両腕の丁度真ん中にあるツボで、不安な気持ちやイライラ落ち着かない気持ちに効果があります。不整脈やめまい、動機など心臓に関する体の不調に効果があると言われており、少しだけ強めに押すことをおすすめします。朝起きたときに2~3度少し力を入れて押してみましょう。あくまでも少しだけ強めを心がけてください。
ホルモンバランスの乱れも整えてくれるので、精力回復に毎朝押しておきたいツボのひとつになるでしょう。
足にあるぼっき(勃起)力アップや改善に効果のあるツボ
三陰交(さんいんこう)
足首の内側にあるくるぶしの上に掌の小指をあてて、そこから指の幅4本分にあるツボです。筋肉と骨の間にあるので、間違っても骨を押さないよにしてください。ゆっくりと深呼吸しながら一度に3回押す程度に留めてください。押す力は弱めで、市販のお灸を使った温灸もおすすめです。このツボは冷えを解消するツボで、
体全体の血流を促進させる効果があります。夏場に冷たい飲み物やクーラーで体が冷えたときに食欲がなくなったりおなかを壊した時などにも押すといいでしょう。
築賓(ちくひん)
冷え性に効くツボで、特にお風呂上りで体が温まった時に押すと高い効果を得られます。腰から届く神経をリラックスさせるツボで、特に
下半身の血流を促す効果があります。下半身の血流がよくなれば体全体の冷えが改善されるのです。場所はふ
くらはぎの内側でひざと足首から見てちょうど真ん中にあります。ゆっくりと力を入れながら5秒間押して、同じく5秒かけて力を緩めていきます。これを5回1セットで行いましょう。
陰包(いんぽう)
まずは床に腰を下ろした状態でひざを90度曲げてみてください。
ひざから12センチ上の太もも内側にあるツボです。広い範囲なので指でゆっくり押しながらツボを探りましょう。一番痛みを感じたところがツボです。
疲労回復のほかにも精力減退や月経痛、不妊症、月経不順などにも効果のあるツボです。精力を回復させたい男性がソファーに座ってリラックスした時に押すことを習慣にしているという話も少なくありません。
前立腺帯(ぜんりつせんたい)
内くるぶしの下側にあるツボで、前立腺に効果のあるツボがここに集中しています。女性の場合は子宮の改善に、男性の場合は前立腺の改善にぜひ押してもらいたいツボのひとつです。押し方はくるぶしの下に指をあてて滑らすように刺激します。
早漏などは精神的な要因が大きいと言われていますが、このツボを押すことで
前立腺の疲れを発散することが出来るため、早漏の悩みが解消されることが分かっています。気にすればするほど早漏になりやすいと言われているので、このツボを刺激して挑んてみてください。
睾丸帯(こうがんたい)
外くるぶしの内側にあるツボで、先ほどのツボと同様で
男性の場合は睾丸に、女性は卵巣にそれぞれ効果のあるツボと言われています。ツボの押し方は指の腹を使って優しく押しながら滑らせていきます。このときボディクリームなどを塗っておくと指を滑らせやすいかもしれません。睾丸の機能を改善させることで精力アップにもつながるでしょう。男性の本来持っている機能が回復されるため、少々の刺激には耐えられる状態が蘇ります。
耳にあるぼっき(勃起)力アップや改善に効果のあるツボ
外生殖器
EDに効くツボとして知られています。
耳の周囲にあるツボで耳の上側の付け根にあります。このツボを刺激すると
ペニスの機能が回復するので、EDの症状が改善されることが分かっています。このツボの押し方は親指と人差し指で挟んでもむだけです。時間にすると10~20秒程度です。優しくゆっくりもみほぐしていきましょう。出来れば左右の耳に行ってください。軽くひっぱっても刺激が伝わり同様の効果をもたらします。
腎
場所は
耳の穴からちょうど指一本分上にあるツボです。軟骨の下にあるツボでめまいに効くツボととして知られています。めまいの原因は様々ですが自律神経の乱れによるめまいのことが多いため、このツボを刺激することで
自律神経を整える効果があります。ツボの押し方は指の腹で1~2分程度ゆっくり押してみたり、耳を温めるという方法もあります。場所的にお灸は難しいので、人肌よりも少し温めた蒸しタオルをあてるのも効果的です。
睾丸
下半身のツボとも呼ばれていて、
精力減退に効果のあるツボです。
耳たぶの裏側にあるツボで探し方として、耳たぶを親指と人差し指でつまんで耳たぶの一番上のへこんだところの裏側が睾丸というツボになります。一日に数回、気づいたときに親指と人差し指でつまんで優しくほぐすように刺激してください。ぼっき(勃起)力や精力が減退している場合、このツボを刺激したときに軽い痛みを感じるのですぐにツボの場所を見つけられるはずです。
内分泌
耳の内側にあるツボで、耳の穴から下に向かって指1本分ぐらいの場所にあるツボです。このツボを刺激すると新陳代謝が促されて、体全体の血流がよくなります。それ以外にも
ホルモンバランスを整える効果もあるため、ぼっき(勃起)力を改善させたい方にはぜひ刺激してもらいたいツボのひとつです。指の腹を使ってツボをほぐすように刺激してください。ゆっくり押したりほぐすことでツボのコリがなくなり、適度に刺激されたことで新陳代謝がよくなります。血流がよくなるので体がほかほかしてくるでしょう。
それ以外にあるぼっき(勃起)力アップや改善に効果のあるツボ
関元(かんげん)
気が集まるツボとして知られています。
自律神経を安定させたり、情緒不安定な症状も落ち着かせる効果をもたらします。足腰が弱くなってきたと感じた場合に意識して押したいツボのひとつです。
人差し指から小指まで指4本をおへその下に当てます。小指の場所がツボになります。おへそから真下です。指の腹を使ってゆっくり押したり話したりするほか、市販されているお灸を使って温めても効果があります。この際、体を寝かせた状態でお灸をしましょう。
中極(ちゅうきょく)
下腹部を温める効果のあるツボで、冷えが取り除かれることで下腹部の内臓の働きが活発になります。もともと下腹部は冷えやすいので、気温が下がる季節や冷房などに当たるとすぐに冷えてしまいます。トイレに立つ回数が多くなるのもそのためです。
ツボの位置はへそから真下に指5本分の場所にあります。恥骨から指1本分の場所でもあります。ピンポイントよりも少し広い範囲を優しく指の腹で押すのがコツです。
体全体の血流も促進されます。
大赫(だいかく)
男性ホルモンの分泌が活発になるツボです。
精力アップに効果があるので気づいたときに刺激してみましょう。血流がよくなるのでぼっき(勃起)力をアップさせることもできます。
ツボの場所は恥骨の真ん中から右に1.5センチ、左に1.5センチ、2か所にあります。へそから数えると指4本分の場所にあります。指の腹を使ってゆっくり押しながら円をかいて刺激してください。10回程度ぐるぐる回しましょう。間違っても骨を押さないように注意してください。
命門(めいもん)&腎兪(じんゆ)
これらのツボは背中側にあります。腕を体に沿って下に下げて、そこから両肘を結んだ線上にあります。背骨のところにあるのが命門(めいもん)で、そこから指2本分左右にそれぞれあるのが腎兪(じんゆ)というツボです。体を温めるツボとして知られていて、
活力の源、生命力の源と言われています。親指の腹でゆっくりと押しながら5~6秒押します、息を吐きながら押しましょう。息を吸いながら指を話します。これを数回繰り返せばOKです。
会陰(えいん)
肛門と睾丸の間にあるツボで、下腹部の血流を促進させる効果がもたらされます。下腹部全体の血の巡りがよくなるため、
睾丸やペニスの血流もよくなることから精力増進やぼっき(勃起)力の改善に期待されるツボのひとつです。お風呂に入って清潔になった状態で、湯船につかりながらゆっくり指の腹で押してみましょう。お風呂以外でもソファでリラックスしているときや、夜寝る前などでもOKです。敏感な部位なので直接触れて爪で傷つけたりしないように気をつけましょう。
次髎(じりょう)
腰の下あたりにあるツボです。お尻の割れ目の上を触ると平らな骨があります。この骨の真ん中よりも少しだけ上、左右それぞれに小さなくぼみがあります。このくぼみにあるのが次髎(じりょう)です。このツボも下腹部の血流促進に効果があり、内臓だけでなく睾丸やペニスの血流もよくなる効果をもたらします。
特に泌尿器や生殖器にプラスの効果をもたらすので精力増進だけでなく膀胱炎や頻尿、尿漏れなどにも効果的です。腰の冷えが解消されることから腰痛にも効き目があります。
浪越圧点(なみこつあつてん)
腰にあるツボです。
お尻に力を入れたときにお尻と腰の中間ぐらいに出来るくぼみで、左右にそれぞれあります。このツボは
陰部の血流が促される効果のあるツボなので、お風呂に入った時など体が温められた状態で刺激すれば効果が倍増するでしょう。親指の腹を使ってゆっくり押して刺激します。押したり離したりするほか、押しながら円をかくように刺激するのも効果的です。こちらのツボも血流がよくなることで腰痛の悩みも同時に解消されます。
気衝(きしょう)
おへその外側に指3本分、そのまま下におろしていき股関節のところにあるのが気衝(きしょう)というツボです。指の腹で静かに押していきながら、軽く痛みを感じたら今度はゆっくり離していきます。
股関節の筋肉がこわばっているときに効果のあるツボなので、刺激することで血流がよくなります。老廃物などがきれいに排除されることで股関節周りの筋肉が屠れていきます。股関節に痛みを感じていた方はその痛みが軽減されます。
横骨(おうこつ)
恥骨のすぐ上にあるツボです。真ん中から図って指の幅の半分の場所、左右にそれぞれ存在します。このツボは泌尿器系に効果があるだけでなく、
男性の場合は早漏やEDにも効果があることが分かっています。注意したいのはあまり強く押さないことです。ペニスに近いところにあるツボなので強く押しすぎないように注意しましょう。マッサージをするようにゆっくりと押しながら刺激を与えてください。もみほぐす感覚です。
ツボも押しすぎに注意が必要
東洋医学においてツボ押しはとても効果があることが分かっています。毎日の生活に取り入れているという方もいますし、市販のお灸をストックしているという方も少なくありません。
ところがツボ押しはやりすぎると逆効果という話があります。
これは何度も繰り返しツボを押すことで、体の反応が鈍ってしまうのです。初めは少し押しただけでも効果があったはずなのに、必要以上に繰り返されることで少々の刺激ではツボが反応しなくなるのです。少しでも早く効果を体感したいという気持ちからツボを押しすぎてしまう方も多いですが、そんなときは効果のある薬を取り入れてみましょう。ツボ押しと併用することで症状の改善に即効性をもたらしてくれるでしょう。
薬と一緒にツボ押しで効果倍増!
ツボの押しすぎは良くないという話ですから、精力や勃起力の弱まりや精力の減退を痛感しているならぜひ薬を取り入れてみてはいかがでしょうか。
根本からの男性機能改善を目指したい方には精力剤がオススメです。
精力剤には男性の滋養強壮や精力・男性ホルモンといった部分に作用する栄養素を多く含んでいます。
精力剤で体調改善することができたら、自然とツボの痛みや硬さなども和らいでいくはずです。
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まとめ
体質改善に努めるならツボ押しは欠かせませんし、即効性を求めるなら薬のほうが圧倒的に効果があります。これらを踏まえて考えると、ツボ押しと薬の併用は一番おすすめです。悩んでいても症状は改善しませんから、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。