
射精感の無くなりや、勃起力の低下、精子の薄さを実感し始めている男性は多いのではないでしょうか。
やっぱり射精時に精液がドバドバ出てるほうが気持ちいいし、妊活の時に精子の量が少ないとなかなか子宝に恵まれることができません。
いまや不妊は女性だけの問題ではなく、男性にも関係のある問題になってきています。
そこで今回は、妊娠に向けてや、量が減って快感や満足感が失われた方に、精液を増やす方法をご紹介します。
目次
精子が出来るメカニズムについて

精子はまず、精子の基となる細胞が精巣の中の細管内で男性ホルモンの働きによって細胞分裂を繰り返します。
基となる細胞が精子に成長するまで、約74日間かかると言われているのです。
精子まで成長すると、精巣上体へ入って成熟し、子宮や卵子を突き進んでいく力を蓄えます。
精子の基となっている成分が
- 亜鉛
- アルギニン
- RNAやDNAといった核酸
- たんぱく質
- その他の栄養素
などです。精子の形成に男性ホルモンが欠かせなく、特にアルギニンは男性ホルモンの働きも活発にしてくれるので、精液を増やす上ではとても有効な成分です。
また精子は、思春期以降、高齢になっても毎日新しく作られ続けます。
しかし、加齢と共に精子も精巣も機能がどんどん低下していき、若い時のようにはいかなくなってしまいます。
男性ホルモンを作る力も緩やかに弱まっていくため、35歳を過ぎると一気に不妊により出生率が下がってしまいます。
高齢化していくと、共に流産の確率が上昇していきます。
勃起力や精液量も年齢に応じてどんどん低下していくので、出来るだけ早いうちの対策が必要です。

精液を増やすための方法について

射精時の精液を増やして、ドバドバ出すために改善すべきいくつかの習慣についてご紹介します。
個人差はあれど、実行から2週間ほどで改善出来る人もいるので、是非試してみてください。
精巣を熱さない、精巣に悪い習慣をやめる

精巣の働きは34度以上の熱に弱く、これ以上に温度が上ってしまうと造精機能が著しく下がってしまいます。
熱を効率よく逃がすために、精巣は袋だけ外にぶら下がっているのです。
そのため、精巣を熱してしまう、圧迫してしまうなどの生活習慣を改善するようにしましょう。
- ボクサーパンツやブリーフをやめて、通気性の良い緩めのパンツに変える
- 長時間のお風呂やサウナに入らないようにする
- 自転車などの股間を強く圧迫するものに乗らない
- 膝上でPCをいじらない
精液を増やす食生活

精液を増やすには、原料になる栄養素やそれらの吸収を高める栄養素を摂取してあげることが重要です。
また、精子自体の抗酸化能力を高めて酸化ストレスを高めることも大切になります。
- 亜鉛→牡蠣、かつお、いわし
- L-アルギニン→豚肉のゼラチン、大豆製品
- リジン→魚、肉、大豆製品
- カルニチン→牛肉や豚肉の赤身部分、牡蠣、あさり
- 葉酸(ビタミンB9)→シリアルや緑黄色野菜、大豆類
- アリシン→にんにく
- セレン→鰹節、あんきも、マグロの赤身
- リコペン→トマト、人参、スイカ
- ビタミンE→緑茶、ひまわり油、アーモンド
これらの成分や食材たちが、精液を増やすことに役立ってくれます。
食生活はバランスが重要なので、必ずしもこれらだけを摂取してればいいというものではありません。
それぞれの栄養素とバランスよく摂取して改善していってください。
精液だけを増やすなら、精力剤なども有効な成分を豊富に含んでいるので、オススメです。

精液を増やす上で悪影響な食生活をやめる

トランス脂肪酸やコレステロールは精液に非常に悪影響です。
マーガリンやショートニング、それらを原料にする惣菜パン、ケーキ、ドーナッツ等の洋菓子や揚げ物はトランス脂肪酸を多く含み、コレステロール値も高いので出来るだけ避けるようにしましょう。
また、コンビニのお弁当やカップ麺などには亜鉛が含まれていません。
その他ハムやスライスチーズなどの加工食品に使われるpH調整剤や乳化剤といった食品添加物に多いリン酸塩は、亜鉛の吸収を阻害するので、これらも避けたほうがいいです。
ハーバード公衆衛生大学院准教授ジョージチャバロ先生らによる食生活と男性の精子の質の関連についての研究で、加工肉や加工食品を多く摂取する男性は、精子がかなり少ない傾向にあることが分かっています。
ファストフードやコンビニで販売されている加工肉をやめて、魚類や赤みのお肉を積極的に摂取するといいでしょう。

精液を減らしてしまう生活習慣を改善する

ペニスに流れる血流を阻害する生活習慣や、精巣に酸化ストレスを溜めてしまう生活習慣は、精液を増やす上で非常に悪い影響を及ぼします。
精液の量だけでなく、精液の質、ペニス自体にも悪影響なので、勃起不全(ED)や男性不妊にも繋がります。
- 禁煙する
- 睡眠不足・睡眠の質を改善
- 運動不足改善
- 禁欲することをやめる、出来れば1~3日周期で射精
このような改善をするといいでしょう。
精神や肉体にかかるストレスは精液にとって非常に悪影響です。
睡眠や運動、その他趣味等でしっかりと発散しましょう。
意外なのが「禁欲をしない」ということですよね。
造精器官は毎日動いており、精液に力が蓄えられた後は射精を待つだけの状態になります。
そうすると、精液がある状態なので造成期間がサボるようになってしまい、結果精液を増やす上で非常に悪影響を及ぼしてしまいます。
筋トレや頭脳と同じように、精液を増やす器官も使い続けて、鍛えるようにすることが大切です。

精液を増やす方法についてまとめ

普段の生活習慣や、食生活を改善するだけで、十分に精液の量を増やすことは十分可能です。
そうすれば、衰えた勃起力や射精感を取り戻し、以前の気持ちいい性活を取り戻せます。
また、上記に紹介したことは男性不妊の改善にも繋がっており、精子の運動量や数を増やし、DNA欠損率を下げると言うことにも繋がります。
女性を妊娠させる確率を飛躍的に上げることができるので、妊活に悩んでいる男性にもオススメです。
少しの生活習慣改善で、以前のような健康なペニスを取り戻してください♪