
極限まで疲れて家に帰っている時や、帰っている途中に、なぜか自分のムスコだけは元気になってしまう現象に遭遇したことはありませんか?
巷では”疲れマラ”や”ばてマラ”なんて名称で知られています。
これがパートナーを前に性欲の沸いているときなら構いませんが、仕事帰りの電車で疲れマラになったら痴漢と間違えられるかもしれません。
今回はそんな疲れマラ・ばてマラと呼ばれる現象の原因や対策について紹介したいと思います。
疲れマラは実は勃起の健康状態を知る良い指針だった!?
目次
疲れマラが起こる原因・メカニズムについて

疲れマラ・ばてマラが起こる原因として考えられていたのは、身体が疲れきって限界を感じたときに子孫を残すために本能が働いて勃起するという俗説でした。
しかしこれは医学的に正しくないことが分かっています。
まだハッキリと疲れマラに関して原因は分かっていませんが、医学的根拠に基づいて原因とされている要因は2つあるようです。
カテコールアミンが分泌されるせい

1つ目の原因としては、神経伝達物質であるカテコールアミンのせいと言われています。
身体が体力の限界を感知すると、カテコールアミンが分泌されます。
カテコールアミンは、アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミンの3つで構成されているのです。
そのうち85%をアドレナリンが占めているため、人を昂揚させて肉体を叱咤激励してくれる働きがあります。
このホルモンには心臓や血管を収縮させる作用があり、これによって海綿体に血液が流入して勃起するというわけです。
しかし、慢性的な疲れマラは将来勃起不全(ED)になりうる可能性があります。
精神的にも肉体的にも、非常に疲れが溜まっている状態に起きてしまうのが、疲れマラです。
ストレスと勃起不全は深い関わりがあるため、なるべくストレスを溜めすぎないようにしましょう。
身体が一種のレム睡眠状態に陥るせい

2つ目は、身体が一種のレム睡眠状態に陥っているせいと言われています。
レム睡眠とは「身体は眠っているのに脳は覚醒している」という状態です。
人間は寝ている間、レム睡眠とノンレム睡眠を約90分周期で繰り返しており、実はレム睡眠の時に男性は勃起しているのです。
この現象は夜間陰茎勃起現象と呼ばれており、朝立ちなどはこの現象が原因です。
疲れマラはあまりに疲れすぎている身体が眠った状態に近くなり、でも脳は覚醒しているのでレム睡眠時に近い状態になります。
そのため疲れているのに勃起してしまうと言うメカニズムです。

夜間陰茎勃起現象と朝立ちについて

疲れマラの一説として夜間陰茎勃起現象のせいということがありますが、これは自身の勃起状態を測る良い指針になります。
夜間陰茎勃起現象は、寝ている間に勃起のメンテナンス作業を行う自然な生理現象です。
上記にもある通りレム睡眠時に起こるため、男性は寝ている間には何度も勃起と萎えを繰り返しています。
人間の身体や筋肉は使わないと衰えていってしまう「廃用性筋萎縮」というものがあります。
腕等を骨折してギプス固定していた腕の筋肉が衰えているのはこの性質が原因です。
ペニスも同様に使わないと衰えていくため、寝ている間に身体が性機能が衰えないように補完していると考えられます。
朝立ちや疲れマラの有無は、勃起力の衰えや勃起不全(ED)の兆しを知る手がかりになるのです。
疲れマラにならない、若しくは朝立ちしなくなってきた場合には特に注意が必要です。

疲れマラのような状態のペニスを日常化させるには

出来ることなら、疲れマラのようなギンギンのペニスに普段からなってほしいものですよね。
そこで、日常的に加齢に負けないギンギンのペニスを手に入れるために、また勃起不全(ED)に陥らないために必要な施策についてまとめました。
生活習慣改善

不規則な生活・睡眠不足・過度なアルコール摂取・バランスの悪い食事・喫煙などは生活習慣病を引き起こす可能性のある悪しき習慣です。
中でも、そのせいで引き起こされた糖尿病や肥満等で血圧が高い方は特に注意が必要になります。
勃起は、神経系と血管系が複雑に関わりあって起こります。
しかし血糖値や血圧が高い状態が続くと、性的刺激がうまく陰茎に伝わらなかったり、動脈硬化などから血液の流れが悪くなったりして勃起不全の症状が現れるのです。
また、喫煙は血管を収縮させてしまうため、勃起には最悪の習慣とも言えます。
勃起力とペニスのサイズの決め手となるのはなにより海綿体に流入する血液の量です。
自分の生活の中で悪い生活習慣に当たるものを見直し、健康な身体になることができれば自ずと精力や勃起力は向上・改善していくでしょう。

トレーニングを行う

勃起や射精に関わっている「骨盤底筋群」というのがあることはご存知ですか?
ここが衰えてしまうと、ペニスを上手く勃起させれなくなったり、射精を我慢もしくは精液を上手く飛ばすことができなくなったりします。
そのため、骨盤底筋群を鍛えるトレーニングが勃起力を維持する上でオススメです。
その中でも効果的なのがスクワットです。
スクワットは骨盤底筋の他内転筋や大臀筋も鍛えられるため、勃起の持続力・早漏防止にも役立ちます。
一般的なスクワットのやり方は以下のようなものです。
- 足を肩幅に広げ、つま先を少し外に向ける
- 背筋をピンと伸ばし、手は前に伸ばすか頭の後ろで組む
- 息を吸いながら、上体はそのままで太ももが床と平行になるまで下げる
- 息を吸いながら膝が伸びきらない程度まで立ち上がる
1セット20回、インターバルを30秒で3セットを目標にしましょう。
このトレーニングがある程度余裕になってきたらさらに負荷の強い自重トレーニングにするか、バーベルやダンベルなどで更に負荷をかけるといいでしょう。

サプリメントで栄養を補う

どうしても仕事などで忙しい方は上記の2つの方法は難しいと思います。
そもそも忙しいせいで疲れマラになってしまうのに、健康を増進するために睡眠を摂って筋トレをする暇などありませんよね。
そんな方には精力剤サプリメントを使うことがオススメになります。
精力剤には加齢に負けないために様々な栄養素が含まれており、普段の生活では絶対に足りていない成分量を補ってくれます。
また中には筋トレやチントレの効果を増大させるために、筋肉に作用してくれる成分が入っている精力剤もあるので、トレーニングが出来ないかなり忙しい方から、筋トレをしながら精力を上げていきたい方にも広くオススメできます。
勃起不全やかなりの精力減退に悩める方も一度試してみてください。
また、いまは全く勃起力に問題のない比較的若い方でも、ストレスや心因的な要因でいつ男性機能が無くなってしまうか分かりません。
突然ちんこが勃起しなくなるショックは相当のものがあります。
そうなる前に積極的に若いうちから健康を増進し、セックスを楽しんでみてください。

疲れマラについてまとめ

疲れマラは、極度の疲労状態のせいで起こる生理現象です。
また、疲れマラや朝立ちは自身の勃起や健康状態を測る指針になってくれるので、自分のペニスの状態が気になる方は一度朝立ちを確認してみてください。
疲れマラに陥らないためにも、普段から精力剤サプリメントで体力をつけて、健康な状態で生活することが最も重要です。
普段から少しのことに気を遣っていれば、生涯現役で夜の営みを楽しむことが出来ますよ。